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中古で購入した「サピエンス全史」で新しい思考に出会う

大学生まで本を1冊も読まなかった僕が年間100冊くらいのペースで読むようになったキッカケは、この本を読んでからです。

祖国とは国語(著:藤原正彦)本の概要を5分でまとめてみた - YUITOBLOG

とはいえ、ハリーポッター級の分厚い本は読む気にもなれませんでした。分厚い本を読むくらいなら、薄い本を沢山読みたいと思う人間だったのです。

でも、この本に出会ってからは、分厚い本に対する抵抗がなくなりました。笑

その本こそが今回紹介するこの本です。

サピエンス全史(上・下巻)

サピエンス全史とは

私たちホモ・サピエンスがどのようにして食物連鎖の頂点に立ち、そして文明を築いたのかを歴史的に解明するというきわめて野心的な試みをした本が本書です。

間違いなく、読んだ本の中で一番面白かったし、分かりやすかった!

人類の発展の歴史をここまで読みやすく、分かりやすく書いてくれています。

著者はこの人

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)

1976年生まれのイスラエル歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。

歴史の道筋は3つ

  1. 認知革命
  2. 農業革命
  3. 科学革命

7万年前に起きた認知革命、1万年前に起きた農業革命、500年前に起きた科学革命の3つの革命が、人類の歴史の道筋を決めているとユヴァルさんは言います。

過去を理解することで、自分のルーツを知ることができ、今をどう生きるかにつながる。そんな確かな軸を私たちに与えてくれます。

面白かった話ベスト4

人間の言語は噂話で発展

人間の言語は「噂話」のために発達しました。社会的な動物であるため、社会的な協力が生存と繁殖のカギとなった。1対1ではライオンに勝てなくても、人間は多数の他人と言語を通じて協力することができる。また「Aさんが権力を持ち始めている」「BさんがCさんとデキている」といった噂話を通じて、コミュニティが形成・変化していった。この「虚構、架空のものごとについて語る能力」がサピエンスの特徴となり、人間を食物連鎖の頂点まで押し上げた。

言語が発展してきた理由が、噂話だった!?

言語って、無形のものに命の息吹を与える存在なんですね。言語を通じて他者と協力し、生命を維持する手段から、コミュニティを形成するツールにまで発展したわけです。だからこそ、人間は種として生き延びることができたんです。

人間は小麦や稲の家畜

サピエンス(人間)は元々、狩猟民族。今のサピエンスは農耕民。農耕とは区別する必要がある。農耕革命により人類は手に入る食糧の総数は増やせたが、それはより良い食生活や余暇に繋がらず、かえって人口爆発と飽食のエリート層の誕生に繋げた点で、農耕革命は詐欺だと言える。それまでただの野草に過ぎなかった小麦は、突然世界中で大事に育てられるようになりました。「小麦は植物のうちでも地球の歴史上で指折りの成功を収めた」んです。ホモ・サピエンスが小麦や稲などの植物種を栽培化したのではなく、むしろ、ホモ・サピエンスは、小麦や稲に家畜化された。

もともと狩猟民族で、その日暮らしをしていた私たち。でも、獲れるか獲れないか分からない時、こう思いませんか。「安定した食事がしたいな」

僕だったらこう思います。そこで閃いたことが農耕・定住です。天気に左右されるとは言え、ある程度手に入る食糧の総数が増える。安定ですね。

でも、これがかえって人口爆発、飽食のエリート層の誕生に繋げた点で詐欺だったと作者は言います。生き延びるための手段がいつか常識となり、種が増えてしまったことで飽食になってしまうという論理ですね。

だらかこそ、ホモ・サピエンスは小麦や稲に家畜化されて、小麦や稲は主として生き延び続けることができていますね。

人口爆発したホモ・サピエンスを統一するために

空想上の秩序(神話・金・名誉・男らしさ)が大人数を纏める効果を発揮する。だが、それらを空想上のものとは認めてはいけない。空想上の秩序(イメージ)を変えるには、見ず知らずの何百万の人を説得させ、彼らに協力してもらわないといけない。自分の主観秩序ではなく、人の中に存在する共同主観的秩序。例えば、経営するには、自分の主観が変わるだけではダメ。共同主観的視点を変えなくてはいけない。つまり、みんなが信じるものがいる。(国・法・貨幣・神など全て空想)

例えばサッカー。ルールという統一の共同主観を手にしたので空想上でプレイできる。また、秩序を保つための情報処理は脳だけではできないので、書記・数字などの組織的ネットワーク構築する必要がある。

全て虚像である。人間はあるはずのないもの(神話・金・名誉・男らしさ・国)に幻想を抱き、 縛られているらしいです。確かに、そうかもしれません。人間の本来の生きる目的が種の発展だとしたら別にお金も名誉も何もいりませんもんね。

ただ、1つのコミュニティーが意思疎通な状態で発展していくためには150人が最大だとも言われています。でも、国や会社は150人以上なんて当たりまえ。

では、どのように統治してきたか。それが、共主観的秩序だそうです。

例えば、貨幣。

お金の意味

貨幣は、国を納めるのに理にかなっていた。物的資源だと状態が変わるし、時間がかかる。貨幣は宗教よりも心が広く、人種・宗教・年齢・国籍を問わず差別することのない唯一のもの。貨幣のおかげで誰とでも協力できる。つまり、貨幣経済は物質的現実ではなく、心理的概念であり、貨幣経済とは、信頼なのだ。(取引を含めて)貨幣は普遍的な信頼を築くが、逆に宗教や国家を崩してしまう側面がある。貨幣の使い方が人を無慈悲なものにしてしまう可能性がある。

まとめ

認知革命によってコミュニケーションが可能な種としてホモ・サピエンスがコミュニティ化した。しかも、狩猟民族から農耕民族(定住民)になったことで村や組織という概念さえ生まれた。まして、農耕による人口爆発。コミュニティの中でも150人以上になれば意思疎通が難しくなる。そんな時に統治するために、秩序が生まれた。

と、こんな流れでどんどんと話が進んでいきます。

とにかくホモ・サピエンス(人間)としては必ず読まないといけない本であることに揺るぎありません!

読まないと損をすると思います。

正直、値段は高いです。僕の場合、ブックオフで購入(確か1,500円)して、メルカリで1,200円で売りました。(即売れました)

それくらい今でも大人気の商品です。

是非、購入して読んで見てください!

 

僕が進める教養を身につける時に読みたい本10冊 

www.yuitotsubakino.jp

この中でも当然、サピエンス全史は紹介させてもらっています!

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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