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奈良シニア大学 事務局(26歳)が綴る「感性の物語」

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平成最後のお水取り(初日)に行ってきた!

奈良シニア大学に関わる人間として、年に一度のこのイベントを欠かすわけには行かない! そう、修二会(お水取り)です。僕が初めて修二会を見に行ったのは確か4年前の22歳の時。奈良に10年以上住んでいながらも、修二会という言葉すら聞いたことがなかった中、師匠に誘われて夜中の1時頃に行った記憶があります。

(しかも、当の師匠は寝ていたので、事務局長の矢澤と2人で修二会の意味も分からず、ただ見て感じただけのほろ苦い初の修二会となりました。笑)

そんな修二会(お水取り)に関わるイベントが、来年からお世話になる奈良国立博物館で行われると言うので行って来たので、僕なりに簡単に纏めます。

お水取りとは

752年に始まった伝統行事です。2019年の今年は、1268回目! 752年から一度も途絶えることなく続いてきたこの行事。ただ、春の訪れを感じるお松明を見るだけのイベントではないんです。お水取りは、東大寺の境内にある、二月堂という場所で行われます。旧暦の2月に行われていたことから、「修二会」と呼ばれるようになったそうです。修二会は、日本のお坊さんを代表した、11人の練行衆(れんぎょうしゅう)が僕たちの過ちや汚れを懺悔してくださり、世界平和、五穀豊穣などを祈っていただけるという有り難い行事なのです。

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修二会(別名:お水取り)の期間

3月1日〜14日間行われるこの修二会は、12日にピークを迎えます。というのも、年に一度、3月12日(13日午前1時)に観音様にお水を捧げるのがこの日なわけです。

これは伝説なのですが、魚を取っていて修二会の開催時間に遅刻した若狭の国(現在の福井県)の遠敷明神が、遅刻したお詫びに、二月堂のほとりに清水を湧き立たせたみたいです。そこから、お水取りが始まったとされています。ちなみに、二月堂の観音様へお水を捧げる井戸は、若狭井(わかさい)と名付けられています。

下の写真の左側にあるところが、その若狭井です。

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内陣へは男性しか入れない

これは、岡本彰夫先生曰く、この修二会という14日間の行は、とても厳しく、肉体的に男性しかもたないと言われているようです。1日1食で精神も肉体も究極の域まで追い込む、そんな厳しい行ですから男性が適任という訳なようです。五感がとても過敏になるなど、精神的に高い領域に達すると、人間の本質的に種(遺伝子)を残すために性欲もわくようです。そんな中で、女性が近くにいると行に集中できなくなってしまう。だから、近くに女性が近づけないという理由らしく、決して男女差別的な意味ではないということを理解する必要がありますね。女性は、内陣には入ることができませんが、局(つぼね)という内陣の外側には入ることができます。

内陣へ入らせていただいた

その日はお水取りが始まる初日(3月1日)でした。初日に行くのは初めてで、しかも、内陣まで入る機会をいただきました。本当にありがたいことで、心が清らかになるというか、自分の悩みがちっぽけに思えるほど神聖で、不思議な空間でした。

東大寺長老のお話

午前中は、保山耕一さんと岡本彰夫先生のご講演があり、午後は東大寺の長老、上野道善さんのご講演がありました。

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26歳の僕には有り難い機会ですね。保山耕一さんについては以前に書いたことがあります。

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岡本先生、保山さん、上野長老、どの人も凄い方ほど気さくというか、深く優しいです。全国各地から150人ほどの参加者が来られていましたが、僕だけが浮いている感じで少し寂しいというか、奈良シニア大学のような光景でした。笑

お話だけでなく、修二会で実際に使っている代物を手で触ることができました。

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お松明を見る

お松明は山城地域などから採れる竹を使って作られます。まっすぐな竹は昔は沢山あったそうですが、近年は珍しいようです。そのお松明が3月1日〜14日の間、19時から二月堂に上がるわけですが、お松明は練行衆の足元を照らすもの、道しるべとなるものという意味があるそうです。大半の人は19時から行われるお松明を見て帰ってしまうんですが、それだけがお水取りではないことを知っておいた方が面白いと思います。写真ではわかりずらいなぁ〜。

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まとめ

1268年(1268回目)。創業100年という会社があれば凄い!となるけど、1200年って…。僕もシニア大学に関わっていなかったらここまで知ることがなかっただろうと思うけど、案の定、友達に「お水取りって知ってる」と聞いたら、ほぼ全員が「知らない」と答えます。一定数の「聞いたことはある」という友人も、「行ったことがない」と言う。この行事を若い人が知らないなんてもったいないし、体験してみないと、1200年以上も多くの人に支えられながら続いてきたこの時間のありがたさ、生きているのではなく「生かされている」と感じる空気感は分からないと思います。

是非、3月14日までなので行ってみてください。

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