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日本の偏差値では測定不可。PISA(国際学力テスト)実際問題公開!

日本の教育の現状を知りたいあなた

直近の3回は日本の教育について簡単にまとめてみました。

因みに一番反響があった記事はこちら。

【書評】福田誠治「子供たちに未来の学力をフィンランドの学力観に学べ」その1【日本の教育の今】 - YUITOBLOG

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その後、日本の教育ってどうやって今の形になったのか疑問に思ったので、まとめてみました。すると、自分の認識とは違うことが明らかになりました。

  1. GHQアメリカ)は日本に「知識詰め込み型教育」を押し付けたのではなく、むしろ、違う方向性を既に示してくれていたこと
  2. 日本のゆとり教育は、世界の教育トレンド(方向性)としては間違っていなかったこと
  3. 日本の「知識詰め込み型教育」はある一定の成果が出ていて世界から評価されていること

【書評】福田誠治「子供たちに未来の学力をフィンランドの学力観に学べ」その2【日本の教育史】 - YUITOBLOG

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【書評】福田誠治「子供たちに未来の学力をフィンランドの学力観に学べ」その3【ゆとり教育】 - YUITOBLOG

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優秀なはずの日本人が苦手?世界のテスト基準(PISA

実際のPISAの問題を解いてみよう!

PIASA(国際学力テスト)は日本の学力テストとは異なることは散々お伝えしてきましたが、実際にどのようなテストがあるんでしょうか。読者の皆さんも一緒に考えて欲しいと思います。

まずは、問題1!!!!

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盗難事件。あるTVレポーターがこのグラフを示して、「1999年は1998年に比べて、盗難事件が激増しています」と言いました。このレポーターの発言は、このグラフの説明として適切ですか?適切である、または適切でない理由を説明してください。

次に、問題2!!!!

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次に、問題3!!!!

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最後に、問題4!!!!

学校の壁の落書きに頭にきています。壁から落書きを消して塗り直すのは、今度が4回目だからです。創造力という点では見上げものだけど、社会に余分な損失を負担させないで、自分を表現すべき方法を探すべきです。

禁じられている場所に落書きをするという、若い人たちの評価を落とすようなことを、なぜするのでしょう。プロの芸術家は、通りに絵を吊るしたりはなんかしないで、正式な場所に展示して、金銭的援助を求め、名声を獲得するのではないでしょうか。

私の考えでは、建物やフェンス、公園のベンチは、それ自体がすでに芸術品です。

落書きでそうした建築物を台無しにするというのは、ほんとうに悲しいことです。それだけではなくて、落書きという手段は、オゾン層を破壊します。そうした「芸術品」は、その度に消されてしまうのに、この犯罪的な芸術家たちはなぜ落書きをして困らせるのか本当に私は理解できません。(ヘルガ)

十人十色。人の好みなんて様々です。世の中はコミュニケーションと広告であふれています。企業のロゴ、お店の看板、通りに面した大きくて目障りなポスター。こういうのは許されるのでしょうか。そう、大抵は許されます。では、落書きは許されますか。許せるという人もいれば、許せないという人もいます。

落書きのための代金は誰が払うのでしょうか。だれが最後に広告の代金を払うのでしょう。その通り、消費者です。

看板を立てた人は、あなたに許可を求めましたか。求めていません。それでは、落書きをする人は許可を求めなければなりませんか。これは単に、コミュニケーションの問題ではないでしょか。あなた自身の名前も。非行少年グループの名前も、通りで見かける大きな製作物も、一種のコミュニケーションではないかしら。

数年前に店で見かけた、しま模様やチェックの柄の洋服はどうでしょう。それに、スキーウェアも。そうした洋服の模様や色は、花模様が描かれたコンクリートの壁をそっくりのまま真似たものです。そうした模様や色は受け入れられ、高く評価されているのに、それと同じスタイルの落書きが不愉快とみなされているなんて笑ってしまいます。芸術多難の時代です。(ソフィア)

 上記の2人の手紙は、落書きについて書いたものです。この手紙を読んで、問1〜4に答えてください。

【問1】2人に共通する目的はどれですか。

1:落書きとは何かを説明する

2:落書きについて意見を述べる

3:落書きの人気を説明する

4:落書きを取り除くにどれほどお金がかかるかを人々に語る

【問2】ソフィアが広告を引き合いに出している理由はなんですか

【問3】あなたはこの2人の意見のどちらに賛成しますか?片方あるいは両方の手紙の内容に触れながら、自分なりの言葉を使ってあなたの説明をしてください

【問4】手紙に何が書かれているか、内容について考えてみよう。手紙がどのような書き方で書かれているかスタイルについて考えてみましょう。どちらの手紙に賛成するかは別として、あなたの意見では、どちらの手紙が良いと思いますか。片方あるいは両方の手紙の書き方に触れながら、あなたの答えを説明してください。

全ての問題に大切な「読解力」

「読解力とは、単なる読み書きではなく、社会的な道具を使って、社会と繋がりを持つこと」のようです。あなたの読解力が試されたわけですね。

ということで、次は、答え!

PISAの例題答え

問題1:2%の増加であるが、これだけのデータでは激増と判断することはできず、レポーターの発言は適切でない。

問題2:【問1】最小値:80、最大値:137【問2】D12(3×2×1×2)【問3】デッキ:65ゼット、車軸:14ゼット、トラック:16ゼット、金具:20ゼット(最高価格が137ゼットなので、137ー120=17ゼット以上減らす場合を考えると早く解ける。減らす量を小さい順番に見ていくと、65ー60=5、20ー10=10、この組み合わせが5+10=15、そして、36ー14=22。ここで17を超える。よって、最高価格の組み合わせから車輪4個のセットを変更すれば良いことになる。137ー22=115、もしくは、65+14+16+20=115) 

問題3:【問1】170.6-2.3=168.3【問2】傾きが小さくなっている、カーブが下がっている、年平均の増加が小さいなどグラフの変化が説明できていれば正解【問3】11歳と13歳の間、11歳から13歳までと幅をもたせると正解

問題4:【問1】B【問2】落書きと広告を比較(もしくは同一視)することで落書きを擁護しようという手段に使っている【問3】課題文の引用だけでなく内容に触れながら説得力のある解釈をしていること【問4】どちらを支持しても正解。議論の組み立て、説明力、使用している用語、読み手に訴える特徴を説明していれば正解

まとめ

実際に問題を解くことで、少しばかりか日本のテスト方式と違う部分を味わうことができました。例えば、問題4の問4。答えば、どちらを選んでも正解。ただし、議論の組み立て、説明力、使用している用語によるというもの。

世の中には答えがどちらでもないし、どちらとも答えであるような話が多い。その違いは、その人にとっての物事の解釈に仕方や、ポジショニングによってもたらされる事が多い。だからこそ、コミュニケーションが大切なんだろうな。

とはいえ、分かり合えない人とはとことん分かり合えないこともしばしば。

これからも教育の旅は続く。。。

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