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【書評】勝負哲学(羽生善治・岡田武史)を読んでみた!

どうも、YUITOです!

 

今日は書評を書きたいと思います。

勝負哲学羽生善治岡田武史サンマーク出版

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僕が小学校3年生の時に夢中になった将棋。

98年フランスワールドカップのジネディーヌ・ジダンの活躍が取り上げられた

02年日韓ワールドカップの影響でサッカーを始めた小学校4年生。

「将棋×サッカー」というワクワク組み合わせだということで読みました。

 

15歳でプロ棋士になって以降、怒涛の快進撃を続け、史上初の7冠王。

最強の棋士羽生善治さん。

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日本のサッカーを初のワールドカップへ導き、さらにその後のワールドカップでは日本をベスト16へ導いた。

サッカー界きっての勝負師、岡田武史さん。

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それぞれの勝負哲学、勝負どころの決断力や、勝負勘の研ぎ澄ませ方を

議論していくという最高にシビれる1冊です。

勝利をたぐり寄せる紙一重の差とは一体…

 

目次はコチラ。

 

 

勝負勘を研ぎ澄ます

論理を超えるもの、直感を支えるもの

試合中にコーチからデータを示されて、「えっ、そうだったのか」と意外に感じていたら、その時点で監督失格です。その意味でデータは自分の感覚を裏づける情報でしかないんですよ。・・・ 一定水準まではデータ重視で勝てる。しかし、確率論では勝ち切れないレベルが必ずやってくるそこからが本当の勝負だ。(岡田武史

データ < 自分の感覚 ということです。情報社会と呼ばれる中で、大量のビッグデータをAIがそれらを分析して、その人に適切な情報を与えてくれる、そんな時代に突入しています。でも、大切なことはあくまでも、自分の感覚だと言うことです。感性ですね。

 

直感はロジックを超えるものであるが、同時に、ロジックによって支えられている。(岡田武史

勘が冴えている時は、ここが勝負どころ、この複雑な状況もこういうプロセスをたどって、最終的にはこういう局面に落ち着くだろうといった流れ、そういうものがとても正確に読めるんです。(羽生善治

一流のゴルファーは、脳にパーフェクトなスイングが記憶されていて、直感的に「違う!」とか、「これだ!」と一瞬でわかるようです。でも、パーフェクトなスイングのためには、練習の積み重ねというロジックが必ず必要である。「直感・勘」と「当てずっぽう」は違う。その差は、経験に基づいたものであるかどうかかなぁ〜。

 

勝負どころを読む力

何が問題なのか、どっちが問題なのか。その見極めがなかなかつかない。つまり、大切なことは答えよりも問いなんです。やられてないことを心配して、やられないような対策を細かく伝えると受け身になってしまう。先回りしてあれこれ手を打ちすぎてもろくな結果にならない。(岡田武史

損ねたものを挽回するより、まだ残っているものを見失わないようにする。時には相手に「手を渡す」ことで勝機を掴む必要がある。(羽生善治

勝負どころなんて本を読むだけではわからない。体験して、感じてみないとダメですね。若さという武器がある僕は、思い切ってやってみる勇気と覚悟を持つことが大切なのかもしれません。

 

全体を客観視できる「広い目」を持て

ライフル射撃の日本代表監督に聞いたんですけど、照準や標的だけを見ていると銃の先がピタリと合わないんだそうです。どちらかというと照準や標的の周囲の景色も入れながら集中するんだそうです。つまり、「全体に集中する」。それが大事なんだそうです。(岡田武史

イチローさんは目よりも範囲の広い全身で選球している。より広い集中力が高濃度で働いていると言えるでしょう。(羽生善治

集中には、「広い集中(鳥の目)」と「狭い集中(虫の目)」がある。1つの部分にだけ集中するんじゃなくて、全体に意識を行き渡らせる広い集中に長けている人が一流であるみたいですね。自分が物事を考える時に、両方の視野を持つようにしています。まだまだ精度は低いですが続けてみる必要がありそうです。

 

 

何が勝者と敗者を分けるのか

リスクテイクをためらうな

過去の成功と失敗体験が積み重ねられることは、危機と安全の境界を見極める頼りがいのある測定器である一方で、安全の中の自分を閉じ込めてしまう檻にもなる。リスクから逃げるたびに、少しづつ、確実に弱くなる。結果的に上手くいったか、いかなかったかではなく、そのリスクを取ったことに自分自身が納得しているかどうかを物差しにするしかない。(羽生善治

岡田武史さんは、監督の仕事を「決断」であるとしています。経営者もそうなのかもしれません。

守るべきものと変えるべきものの重心のかけ具合が大切。(岡田武史

 

打たれ強さを養う

「世界中の誰よりも日本チームのことを考えている」という自負が重圧となっていたが、「俺を選んだ人間にも責任がある」と開き直ったんです。そんな思考回路をたどって「重圧」の底で吹っ切れたんです。多少、責任転嫁かもしれませんが…(岡田武史

開き直ることによって選択肢が絞り込まれる。絞り込まれたら直感も冴え、迷いも見切れて正解に近づく。(羽生善治

ここまで来たなら仕方ないと、ある意味諦められる状況に持って行くために必要なことは、練習と練習に裏付けされた楽観だと言っています。上手くいかない時こそこう考える。「高くジャンプするために、一度体をかがめている」

 

「勝てる人間」を育てる

矯正や修正はできるだけ排除する。そうすると、どっちが正しいか正しくないかという思考を経由してではなく、感覚やイメージを通して身体的に判断できるようになる。・・・人の能力を引き出すためには、教えすぎるよりも、教えすぎないことが効く。・・・人を育てるのは人ではなく、環境です。環境をつくるのも指導者の役割である。(岡田武史

失敗してしまったけど、もう一度頑張ってみようと思います。

yuitotsubakino.hatenablog.com

 

理想の勝利を追い求めて

集中力の深度を増す

深く集中するときには段階を踏んで、だんだんその深度が増していくような感覚がある。集中力が深度を増したときは雑念が消え去って、まさに深海のような森閑とした世界にあって時間の観念もほぼ消滅している。そういう状態になることがあります。そういうときは短時間に多くの手が読め、「これだ!」という決断も早い。集中力の持続も長いし、のちの記憶も鮮明です。対局が終わった後も明確な記憶が残っているんです。(羽生善治

先ほどの、「広い集中」のためには、「深い集中(力まない集中)」が必要であるということのようです。勝ちたいと思わなくてはいけないが、勝ちたいと力んではダメなんですね。

集中すべきときと集中しなくて良いときを分別して、集中しなくても良い時は徹底して集中しない。そのことについては何も考えないようにすること(岡田武史

 

闘争心を制御せよ

勝負にいちばん悪影響を与えるのは、「怒」とか「檄」といった荒々しい感情です。(羽生善治

闘争心は不要なのではなくて、制御された闘争心が必要だということ。(岡田武史

なるほどな。僕の場合は、怒りが原動力になっている部分もあるけれど、それを制御しつつ、自然体であることが大切なのかもしれません。因みに、羽生さんは目標を作らず、人生は自力でなんとかなるものではないと考えているそうです…

yuitotsubakino.hatenablog.com

 

戦いに美学を求める

岡田武史さんと言えばこの言葉。

勝負を決めるのは本当に小さなこと。勝負の神は細部に宿る。(岡田武史

作家の池宮彰一郎さんは武士道の本質を「忠義」であると言っています。「心を込めて」とか、「心を君主の中に置く」ことであり、「我、美しく生きる」ことであると。つまり、損得や好き嫌いではなく、「美しいか美しくないか」で物事の良し悪しを判断するメンタリティを育てていくということです。(岡田武史

桜の美しさは、咲く美しさよりも散る美しさにある。(羽生善治

美学ですね。以前にこの記事を書いたことを思い出しました。

yuitotsubakino.hatenablog.com

自分の人生を哲学するこのブログ。

自分自身の美学を追求していくことなのかもしれません。

 

まとめ

どの部分を切り取っても、表裏一体だということがよくわかりました。

勝負の紙一重の差がこの本にたくさん散りばめまれています。

勝負どころを理解する必要がある人、現在大きな岐路に立っている人は特に得られるヒントが沢山あると思います。

自分なりの美学を磨くためにも、はてなブログ(YUITOBLOG)を書き続けたいと思います。

 

おわり

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

yuitotsubakino.hatenablog.com